eityansメモ

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ゆるくやっていきます

記事一覧

2025年に読んだ本

随時更新していく。上に行くほど最近読んだ本。

SREをはじめよう ―個人と組織による信頼性獲得への第一歩

仕事でSREの観点や考え方を知りたい場面が出たため読んだ。SREとしてのマインドセットや、SRE文化がない組織にSRE文化を根付かせるためのアドバイスがメインで、具体的な話はあえて避けているような印象を受けた。

会社にすでにSREチームがあるのであまり考えたことがなかったが、SREがこれまで存在しなかった組織でSREを発足するのはかなり難しいことを改めて実感させられた。SREの究極のゴールは自分たちの仕事をなくすことである。こういう特殊なポジションの評価をどうするのか。考える。

一方で、SREとSWEの境界はないよという話は本当にそうだと思った。グラデーションはあれど、SREのマインドセットは全員は持ったほうがいい。そういう意味では読んで良かった。

内容はいいのだけれど、文章が散りがちで、正直読んでて苦痛だった。

8/16 読了


このプリン、いま食べるか? ガマンするか?

時間管理や整理に関する本。時間を「幸福」「役割」「投資」「浪費」に分類することを提案し、資産管理と同じくポートフォリオを意識することが大事だと解く。この発想は自分の中で腑に落ちて良かった。また、お金の使い方に「投資」「消費」「浪費」という考え方があるが、そこに「幸費」という概念を作るのはどうか?という話はとても良かった。世間一般の定義では「幸福のためのお金は浪費」かもしれないが、やはり「浪費」という言葉にネガティブさを感じてしまう。幸費という言葉にすればポジティブになる。

8/13 読了


プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで

読んで良かった。職場で話題になっていたから便乗して読んでみた。帯に「世界水準のPMの英知はこの一冊で完璧に得られる」と書かれていたが、あながち誇大広告でもないと思う。プロダクトマネジメントという肩書を持つ持たないにかかわらず、ここに書かれている内容はエンジニアとして意識したいと思うし、AIによるコーディングが当たり前になってきている中で、差別化するためにはこういう知識が必要なんだと感じている。今の職場はこの知識を活かせる環境なのでとても楽しい。

8/11 読了


深夜特急6 ー 南ヨーロッパ・ロンドン

ついに完結。ラストのオチも良かった。旅に出たい。

8/11 読了


世界の「頭のいい人」がやっていることを1冊にまとめてみた

ホンマでっかTVみたいな本だった。結論、この本に書かれていることを自分は実践済みだった

7/25読了


対話システムの作り方 (実践・自然言語処理シリーズ)

仕事のドメインを知るために読んだ。インテントやスロットといった言葉を知る。

7/23 読了


もしアドラーが上司だったら

読んで良かった。アドラー心理学のエッセンスをストーリー仕立てで紹介している。ストーリーのあと解説という形式。ある意味解説だけ読めば十分で、それらは30ページ程度しかないが、それだけでは理解できない。ストーリーという具体例があって初めて理解できる。

内容としては認知の歪みに気づかせてくれる本だと思った。転職先で結果を出したいと焦っている自分にとってちょうど良い本だった。

7/23 読了


深夜特急5 ー トルコ・ギリシャ・地中海

ついにヨーロッパへと進み始める。前回の話を書いてから6年経ったこともあり、話のテイストが旅行記から旅について考える本になっていく。本の中の表現を借りれば、旅を人生に例えて壮年期に入ってしまったという。自分も学生の頃にヨーロッパを一ヶ月以上旅したことがあるのでこの気持ちがわかる。

旅を続けていくと、はじめの頃はいろいろなものが新鮮に見えて感動していたが、次第にそれは薄れていき、新しい場所に行っても新鮮さが失われたような感覚がある。無意識に過去の記憶と比較してしまうような、そういう偏った見方になってしまう。ヨーロッパの写真も初日は腐る程撮っていたのに、最後の方は一日も撮らない日もあった。そういう変な慣れみたいなものがあった。当時はそのことに対して自分はショックのようなものを感じた記憶があったが、この本を読んでみんなそういうものなのだと少し安心した。

本や旅の内容ももちろん面白いが、こういう過去の自分の旅行の体験や感じたことが不意に思い出されるのがすごく好きだ。

宇都宮旅行の電車で一気に読んだ。

7/12 読了


深夜特急4ーシルクロードー

異国の人との乗合バスの話が面白い。「長く旅を続けているうちに、すべてのことが曖昧になってしまう」という一文が印象に残っている。多様性というか、常識とはなにかとか、そういう旅先での感情を煮詰めたような言葉

7/7 読了


心理的安全性のつくりかた 「心理的柔軟性」が困難を乗り越えるチームに変える

読んで良かった。心理的安全性という概念はもはや誰でも知っているけど、その背景にある「きっかけ→行動→みかえり」の視点が自分のなかで新しかった。この視点でみれば、自分がどんな行動をとるべきか、とらないほうがいいのか考えることができそう。

マインドフルネスの考え方など、ちょっと気になっていた概念もわかった。言葉によって未来にも過去にも思考を巡らせることができるようになったからこそ、今この瞬間を意識することが減ってきている。マインドフルネスはそれらを取り戻す活動

7/3 読了


深夜特急3―インド・ネパール―

八丈島に行ったり、柏島に行ったり、旅行中にこういう本を読むとテンションが上がる。

この本はインドの話がメイン。とても面白い。インドは学生のうちに行けばよかったなぁと思っている。まだ間に合うかな

6/30 読了


深夜特急2―マレー半島・シンガポール―

深夜特急の2冊目。出てくる人物が面白い。

旅の思い出ってそこで出会った人が大きかったりするよなと思ったり。出てくる人が個性的で、どこか悲しい。

6/14 読了


思考の質を高める 構造を読み解く力

構造学習論という、小学校の国語の授業を大人に向けて展開した本。

後半は社会人一年目に向けた文章(なぜ議事録作成が大事なのか?みたいな)になっており、少し飛ばして読んだ。

大事な観点を伝えているので、その観点を知らない人からしたら有益な本かもしれない。ただ、観点は知っているが日々の実務や生活でどう活かすのか悩む人にはあまり解決にならないかも。

6/8 読了


深夜特急1―香港・マカオ―

沢木耕太郎の冒険譚。1974年春の話。今から50年以上前に、26歳で一人で冒険を始めた人の話。実際の旅の様子が伝わり読んでいて楽しい。香港の話では2023年の台湾で10日ほど過ごした日々を思い出した。現地の人とのふれあいに戸惑う様子が共感できる一方、驚くほど大胆な選択をしていく姿は尊敬すらある。

マカオの大小の話が面白い。自分は韓国で大小をしたことがあるが、あまりイカサマを感じてはいなかった。

巻末の対談で、一人で行くから地図やガイドブック無しで過ごせて良い。という話があってとても共感した。複数人で旅をするとどうしても計画が必要になりスタンプラリーのような感覚になってしまう。誰かと行く旅行も思い出としては最高だけど、一人で行く旅も良い。大学院自体にドイツで過ごした日々を今でも思い出すことがある。旅をしたくなった。

6/8 読了


Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法

思考のアンチパターンが52個紹介されている。新聞のコラムを本にしたもので、一つ一つが3~4ページほどでサクサク読める。行動経済学や認知心理学に関する話が多く、どこかで聞いたほうな話が多い。人間が陥りやすい誤った思考法を知ることで、誤った考えを防いで有意義に生きようという趣旨の本。

社会のためにボランティアで素人労働をするぐらいなら、その時間本業で稼ぎ募金をしてその道のプロにやらせたほうが仕事が生まれるし生産的だという話が印象に残っている。確かに。

6/7 読了


ドリルを売るには穴を売れ

よくきく話がタイトルになっている。きっと古典的な本なのだろう。顧客はモノではなく価値を買っているというのは過去の会社や、大学院でデザイン思考の授業を取った経験から身を持って感じている。

この本はそれをベースに、マーケティングの基礎であるベネフィット、セグメンテーション、差別化、4Pの話をしている。

日常でなにかモノを買ったりサービスを利用するときの視点が増えるいい本だった。

6/1 読了


私の夢はスイスで安楽死

難病に苦しむ著者の半生と、安楽死を求めてスイスに行った話がこの本のメイン。安楽死直前で断念しているため、著者はまだ生きている。その気持も綴られている。

壮絶というべきか、重すぎる内容にしんどい気持ちになる。著者の医者に対する怒りが随所に現れているが、読んでいるとそれもしょうがないだろう。

最後に父親と母親の思いが書かれている。どちらの内容も正直で、整理しきれていない思いが伝わってくる。内容は重いが、知らない世界を知ることが出来た。

5/27 読了


まんがでわかる 30歳から伸びる人、30歳で止まる人

たまにはこういうライトな自己啓発を読みたくなる。電車移動にちょうどよかった

5/26 読了


危険だからこそ知っておくべきカルトマーケティング

新興宗教や新興政党、マルチなどが使うテクニックを知ることができる。書かれている内容はどれも納得感があり、さらに一部の人々がそれらのカルトにハマる理由も腹落ちした。

ボルダリングでよく一緒に登っていた人からマルチの勧誘を受けた経験があるので、知識として持っておくことはとても大事。読み物としても面白かった。

ビジネス書っぽい体裁を取ろうとしているが、なんだかんだマルチテクニック紹介で収まっている感じ。

気になった言葉:ラビットホール、レッドピル、マンデラ・エフェクト

5/25 読了


SCRUM MASTER THE BOOK
「SCRUM MASTER THE BOOK」を読んだ

ここ最近リーダーっぽいことをやっているので、関連するような本を読んでいる。「,まず自分はスクラムについて少し誤解していたようだ。これまではスクラムのことを何らかのミーティング手法の集合ような感じで認識していたが、それは違った。,スクラムの目標はチームを自己組織化した状態にすることであり、決まった方法があるものではない。スクラムマスターは常にチームを観察し、ときに導き、ときに教え、障害物をなくし、会…

5/23 読了


SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発

チームの成果を上げるために何かヒントにならないかと読んだ本。スクラムはプロダクトオーナーと協力し、何を作るのか、どのように作るのかを考えていく。今自分が進めているのはどういうものを作るのかは既に決まっていて、いかに個人が与えられたタスクを消化し、最大限の能力を発揮できるかというところに関心があるため、少しズレているかも知れないなと思った。ただスクラムについて体系的な本をこれまで読んだことがなかったのでとても興味深かったのと、哲学やプラクティスは役に立ちそうと思った。

キーワードとして自己組織化がある。スクラムの最終目標は自己組織化するチームになることなのだと思う。

5/18読了


リーダー1年目のマネジメント大全

最近リーダーをやっているので読んでる。心構えのようなものを知った。

5/14読了


ソフトウェア開発現場の「失敗」集めてみた。 42の失敗事例で学ぶチーム開発のうまい進めかた

読み物として面白かった

5/13 読了


伝わるコードレビュー 開発チームの生産性を高める「上手な伝え方」の教科書
コードレビューで安易に質問形式を使うとチームが疲弊する

修正依頼の意図があるならば、素直にその内容を書いたほうが良い。安易に質問形式を使うとチームが疲弊する。,,質問形式のレビューとは,例えばユーザーのidを抽出したいときに以下のコードがあったとして,user_ids = User.where(hoge).map(&:id),それに対して,,みたいな質問形式。これ、なるべくやめたほうが良い。,「この処理で必要なのはIDだけなので、pluck(:id)を…

前に書いたこの内容をより充実させた感じ。同意しかない。

5/2 読了


自走プログラマー ~Pythonの先輩が教えるプロジェクト開発のベストプラクティス120

1,2年目ぐらいの人が読む本だなと思い、途中から流し読み程度に読んだ。そりゃそうだよねーという内容が書かれているので、新しい発見はあまりなかったかも。

ただレビューのコミュニケーションの話はとても良くまとまっていて、人に教えたりするときに使えるかも

4/29読了


CAREER SKILLS ソフトウェア開発者の完全キャリアガイド

SOFT SKILLSを書いた人の本。名前の通り、キャリアについて深く考えた。

4/17 読了


人を動かす

名著。中身ももちろん良かった。至極真っ当なことを述べている。読みながら反省することが多い本。

人を動かすというタイトルだが、より正確に言うならば、「相手の立場や意見、感情を一番に尊重し、相手が自発的により良い方向に気持ちよく行動させるための方法」を教えてくれる。

原則は相手に重要感を与えること。自分はそういうトーンで仕事を依頼したり会話をしたりできているだろうか。言い方だけの話ではなく、相手のことを自分がどう見るのかを教えてくれる本なので、この本から得た視点で人を見ていきたい。

相手を議論や結果で打ち負かしたとき、自分は気持ちいいかもしれないが、相手の気持ちはどうだろうか。そういう短期的な快楽を自己中心的な理由で選択するのは得策ではない。振り返ると、それぐらい相手に譲ってやれよという場面がいくつかある。相手の誤りを指摘することは正しいかもしれないが、合理的とは言えない。

自分はどれだけ人のことを褒めているだろうか、今日から褒めていきたい。

3/30 読了


SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル 第2版

本の存在は知っていたが読んでいなかった本。第二版があるとのことなので読んでみた。

もっと早く読めば良かったかもしれないし、今読んでちょうどいい本だったかもしれない。

この本を読んですぐに行動を変えようと思ったことが二つある。一つはブログを継続的にメンテしようと考えた。ドメインを取得したのもそのせいだ。放置していたら叱ってほしい。二つ目はポモドーロ・テクニックだ。今日が日曜日なので、明日の仕事で活かすのが楽しみ。

読んで良かった。

3/16読了


Tidy First? ―個人で実践する経験主義的ソフトウェア設計

話題になっているので読んだ。リーダブルコードのような本かと思ったが、コードの整理方法を紹介すると言うよりは、コードを整理すること前提で行動して過度なコストを払っていないだろうか?という気づきを与えてくれる本。

本書曰く整頓はプリングルスのようなもので、少し始めるとどんどん止まらなくなるものらしい。すごくわかる。それによってPRが肥大化するのもわかる。かといって整理しないのも将来の負債だし。

整頓周りの要バラをより深く考察している本。

整頓の顧客は自分自身という言葉も響いた。整頓はある意味自己満足かもしれない。とりあえず何でもかんでも整理することはなくなりそう。

3/8 読了


GitLabに学ぶ パフォーマンスを最大化させるドキュメンテーション技術 数千ページにもわたるハンドブックを活用したテキストコミュニケーションの作法

ドキュメンテーションの重要性は常々思っている。特に今の会社ではフルリモート&非同期コミュニケーションがほとんどなのでその思いは強くなっている。

社内で共有して同じ考え方や近い考え方で行動できるようにしても良いかもしれない。

3/4 読了


哲学的な何か、あと数学とか
フェルマーの最終定理の歴史が著者の楽しい文章で紹介されている。サイモン・シンのフェルマーの最終定理を読んでいたため、歴史の大枠は知っていたが、この話は何度聞いても感動する。今回も感動した。

一日であっという間に読んでしまった。

2/6 読了


一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書

世界史の勉強をしたことがないので、教養として読んだ。

権力が集中すると荒れてコケるパターンが本当に多い。二枚舌外交の意味を知った。

2/2 読了


ポーカーとゲーム理論2 ――最適なレンジ構築と状況変化を考えた戦略的対応

難しい。ただ確実に一つ上のレベルに引き上げてくれる。

定期的に読み返す予定。トーナメントの章を読んで久しぶりにトナメやりたくなってきた。

1/27 読了


14歳からの哲学入門: 「今」を生きるためのテキスト

哲学ブーム来てる。自分は哲学については全く知らなかったが、とても楽しく読めた。

歴史上の様々な哲学を紹介している。なぜその考えが生まれたのかの説明と、その考えの内容が次々に展開される。その結末は予想外だった。面白い時代に生きているのだと思う。

1/18 読了